映画「64」で高評価 緒形直人を近ごろ見かけなかったワケ



 俳優の緒形直人(48)が、映画「64―ロクヨン―後編」(東宝系)で男を上げている。

 主演の佐藤浩市(55)をはじめ、豪華キャスト陣が名を連ねる中でも抜群の存在感。ネタバレを避けるため詳しいことは書けないが、結末はおろか、本作品のクオリティーを左右する重要な役どころ。

 映画批評家の前田有一氏も「本当の悪人に見えたり、チャラく見えようものなら観客は一瞬で興ざめしてしまう。目崎正人という非常にバランスの難しい役を演じ切っている」と高く評価する。

 作品自体も好調な出だしを切った。先週末のオープニング2日間で興行収入3億5400万円超をマーク。これは前編比138%の客入りで、最終的に20億円を見込める数字だ。観賞した客によるSNSでの口コミでも高評価が目立つ。

 特に緒形の演技は、ロクヨンで娘を失った被害者遺族を演じ、早くも各映画賞の助演男優賞ノミネートが確実視されている永瀬正敏(49)と人気を二分する勢いで、前後編合わせて興収35億円超という大ヒット作のキーパーソンといっても過言ではない。

 それにしても、久しぶりの大作である。全国ロードショーでいえば、15年春公開の「王妃の館」以来1年ぶり。ドラマも認知症をテーマとしたNHKの特番ドキュメンタリー「認知症の私からあなたへ」の放送から7カ月が経つ。90年代には「予備校ブギ」(90年)をはじめ、大河ドラマ「信長 KING OF ZIPANGU」(92年)など複数の連ドラで主演を張った人気俳優が、最近見かけなくなったのはなぜか。

 所属事務所に近況を聞いてみると――。

「緒形本人がもともと器用なタイプではないこともあり、“一作入魂”に近いスタンスでじっくりと丁寧に向き合いながらやらせてもらっています。キャラクターを前面に押し出した作品ではなく、今回のロクヨンのように人物が丁寧に描かれた人間ドラマに巡り合えることに運命を感じているようです。あるベテラン俳優の方から“このまま踊らない芝居をすればいい”と助言いただいて以来、本人は演技の道を模索し続けている。一生芝居を続けていく覚悟で一作、一作、臨んでいます」(担当者)

 演技への並々ならぬこだわりは、実父の緒形拳譲り、いや、それ以上かもしれない。

引用:映画「64」で高評価 緒形直人を近ごろ見かけなかったワケ


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